ペットが亡くなったとき絶対にやってはいけないたった一つの事

こんにちは。

 

ペットが亡くなったとき、私たちは凄まじい精神的ダメージを負うと同時に深刻な症状に襲われます。

 

まず、涙が止まりません。人目があろうが早朝だろうが深夜だろうが、仕事中だろうが食事中だろうがもうお構いなしです。

同時に、食欲が全く起こりません。お腹は空くのですが、自主的に食べようという気にならない。

睡眠欲もしかり。眠たくて寝るというよりも泣き疲れていつの間にか寝てた、といった感じ。

 

生物としての基礎的な欲求ですらこんなんですから、当然、プライベートで出かけたり誰かと食事したりなんて到底できません。

自分から誘う気が起こらないのはもちろん、誘われても全然行く気にならない。

 

これではいけない、と無理して外に出たら出たで、世の中はこちらの心の中なんて露知らず、平和で楽しそうです。

大事な大事なペットがこの世からいなくなったというのに、そんなことは関係なく太陽は昇り、そして沈みます。

まるでうちのペットが最初から存在していなかったかのよう。

 

家に居たら居たで辛いけど、かといって外に出るとより孤独感を感じてなおのこと辛くなる。

だったら、できるだけ誰とも会わず、家の中で引きこもっていたい。

会社ももう行きたくない。一歩も家から出たくない。もうこのまま消えて無くなりたい。

 

 

とまあ、上記は実際に私が体験した症状なんですけどね。

 

私の場合は気力が無さ過ぎたことが幸いして(環境を変えるってなんだかんだで気力が必要じゃないですか)、普段と同じ様にずるずると会社に通い、生ける屍のように仕事をしていたので、(結果的に)精神的にまずいピークをやりすごすことができたんですが、もしかしたら、私と違ってもっと気力が残っている人もいるかもしれない。

 

ということで、本題の『ペットが亡くなったとき絶対にやってはいけないたった一つの事』なんですが、それは【絶対に社会との接触を絶ってはいけない】ということです。

 

会社員の方は絶対に会社を辞めてはいけません。通うのが無理なら少し長めの有給休暇を取って一息入れましょう。とにかく辞めちゃダメです。

在宅の方は無理をしてでも外に出ましょう。人に会うのが苦痛なら、散歩でもいいです。できれば1日1回、花や木や雲を眺めたり、外の空気に触れるようにしましょう。

 

 

なぜかといいますと、前に進むには今の辛い経験を別の新しい経験で上書きをする必要があるからです。

 

私たちは毎日、どんどん新しい経験を積み重ねています。

昨日と同じ仕事をしていても、同じ人と顔を合わせていても、“昨日と寸分違わない全く同じ経験”というものはありません

過去の経験に日々の新しい経験が上書きされるからこそ、『時は流れる』のです。

もしも一切の外界との接触を絶ってしまったら、自分の中での時は、辛いまま止まってしまいます。

 

『時が解決する』と一般的にはよく言われます。

これは確かに正解ですが、時間が経ったのみでは解決にはなりません

新しい経験を重ねるという行動があってこそ、時は解決してくれるのです。

だから、無理をしない範囲で、少しずつ外と関わりを持つようにして下さい。

それがペットロスと共存する早道です。

 

ではまた。